【大紀元日本9月29日】中国共産党(中共)による政権樹立60周年となる10月1日が目前に迫った27日、横浜で日本在住の法輪功学習者らにより、法輪功迫害停止と中共解体を訴えるパレードがおこなわれた。
パレードに先立っておこなわれた集会で、NPO法人日本法輪大法学会代表・鶴薗雅章氏は次のように述べた。
「中国国内における法輪功(ファールンゴン)学習者への迫害は、10年を経た今でも止むことがない。生きた法輪功学習者から臓器を奪い取る『臓器狩り』も、まだ続いていると聞く。一日も早く中共が解体され、迫害が停止されることを切望する」
NPO法人日本法輪大法学会代表・鶴薗雅章氏(大紀元)
続いて、北京にいる法輪功学習者である父親が17日前に強制連行されたという馬艶さんが、父を心配する胸中を次のように述べた。
「67歳になる私の父・馬朝玉は、9月10日、突然行方不明になりました。6日後にようやく北京豊台区看守所に不当拘束されていることが分かりました。私は父の身を非常に心配しています。私自身もかつて4年間、投獄されていました。ですから私は、中共がいかに残酷な手段で法輪功を放棄させようとするかを、よく知っています。明慧ネットでは身元が判明した迫害犠牲者は3304人と伝えていますが、これは氷山の一角に過ぎません。皆さんで良知の声を上げ、一日も早く法輪功迫害を停止させましょう」
不当逮捕された父親の救出を求める馬艶さん(大紀元)
また、自身も迫害を受けた経験をもつ虞佳さんは、強制連行されたまま10年間も会えないでいる弟夫婦について、次のように話した。
「私の弟・虞超とその妻の褚彤は、ネット上で自身が受けた迫害の真相を公表したため、街頭で警察に取り囲まれて暴行を受けたうえ、強化洗脳班に入れられました。二人は、法輪功を放棄することを拒否したため、残酷な拷問を受けました。私は、今も監獄のなかで重労働を課せられている弟夫婦の身を非常に心配しています」
虞さんはさらに、日本国籍をもつ呉麗麗さんの姉・呉暁華さんが精神病院に強制的に収用されているということ、ならびに日本国籍をもつ榑林光弘さんの弟・解運歓さんが独房に入れられて全身傷だらけになるほどの暴行を受けているという事実を紹介し、次のように締めくくった。
「中共による法輪功迫害は、改善はおろか、悪化の一途をたどっているのです。皆さんと手を取り合って、不当に監禁されている善良な法輪功学習者が一日も早く解放されるよう、頑張りましょう」
法輪功学習者への迫害停止を訴える虞佳さん(大紀元)
横浜市南区の蒔田公園を出発したパレード一行は、ファールンダーファ天国楽団の約60人を含む総勢150人ほど。
力強い演奏でパレードを先導する天国楽団に続いて、「中共を解体させ迫害を停止させよう」などと書かれた横断幕や迫害の真相を伝えるパネル写真が進む。沿道の人々は、威風堂々とした天国楽団に注目するとともに、手渡された迫害停止を伝える資料に見入っていた。
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