本日3月26日、香港特別区行政長官の選挙が行われた。中国国内外のメディアが現場で注目する中、1194名からなる選挙団が投票した。大紀元と新唐人テレビが現地から最新情報を報道する。今回の選挙の候補者はそれぞれ林鄭月娥氏(親中共)、曽俊華氏(支持率最高)、胡国興氏(元裁判官)の三名。
投票は朝九時から開始し、11時に締め切りとなった。601票以上の得票を得た候補者は当選確定となり、601票に達した者がいない場合には最下位候補者を除外して再投票を行う。
投票会場外では普通選挙を求める民主派と親中国共産党のグループが大勢集結し、警官隊も配置された。
開票手続きは午後12時過ぎより始まり1時には終了した。結果は783:366:20で林鄭月娥氏の当選確実。会場ではざわめきが起こった。「我々は真の普通選挙を欲する」と叫ぶものもいた。
午後1時過ぎには、民主派団体「民主300+」が記者会見を行い、香港の民意に逆らう特別区長官が選出されたと訴えた。そして林鄭月娥氏に対し、彼女は民衆の支持を得られない理由を反省すると同時に、立法会で中国共産党が大きな助力をすることを期待すべきではないと呼びかけた。
その後、三名の候補者は壇上で歩み寄り、握手を交わした。また曽俊華氏は支持者から拍手を受けていた。
(翻訳・文亮)
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