[バンコク 27日 ロイター] – タイ中央銀行は27日、市場の予想通り、政策金利の翌日物レポ金利を1.50%で据え置いた。全会一致の決定。金融政策委員会は、現在の金利が景気回復を支援しており、国内の流動性は潤沢だとするこれまでの見解を改めて示すとともに、一部にはリスクもあると指摘した。
タイバーツは今年、対ドルで7.6%上昇し、アジア市場で最大の上げをみせている。ただ委員会は、バーツの動きは貿易の主要相手国の通貨とほぼ同じだとの見方を示した。
他方で、米国など主要国の金融政策変更を巡る不透明感といった外的要因により、市場のボラテリィティーが上昇する可能性を警告した。
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