[バルセロナ/マドリード 27日 ロイター] – スペイン・カタルーニャ自治州議会(定数135)は27日、独立に関する動議を賛成多数で可決し、スペインからの独立を宣言した。
中央政府は直後に上院の承認を受け、カタルーニャ州の直接統治に動き、自治をはく奪した。スペインのラホイ首相は、平静を呼び掛けるとともに、カタルーニャ州に法の支配が戻るとの認識を示した。
ラホイ政権は同日夕、閣議を招集して統治に向けた最初の措置を承認する。自治州政府当局者の解任や、地元警察の直接指揮などを含む可能性がある。
ラホイ大統領は上院での演説で「他の修復手段が考えられない場合にのみ、例外的な措置を採用すべきだ」と述べた。
欧州連合(EU)のトゥスク大統領は、独立投票に伴う変化は無く、中央政府のみを対応相手とする方針を示した。
米国、英国、フランス、ドイツも直ちに独立宣言を一蹴、スペイン統一維持に向けたラホイ氏の取り組みに支持を表明した。
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