2月8日、北京発四川省成都行きの高速鉄道で故障のため、80分の遅延が発生した。故障したのは世界最高時速350キロで運転可能な中国の新型高速鉄道「復興号」。
中国経営報によると、同日11時24分、復興号は西安市北駅に到着した際、故障が発生したという。40分かけて検査したが、復旧のめどが立たず、運行を取りやめ、乗客全員は別の列車に乗り換えた。列車は80分の遅れで同駅を出発した。
故障を起こした復興号CR400BF-5033は中車長春軌道客車で製造された。CR400シリーズは時速350キロで走行可能なタイプ。復興号がこの路線を走行するのは今回、初めてだという。
事故原因について、中国鉄道西安支局の関係者は、今のところ分かったのは同列車の5号車から高温警報が出されたと話した。
また、一部のネットユーザーは復興号の乗務員の話として、列車の軸箱温度は安全基準を超える110度に達していたと短文投稿サイト微博(ウェーボ)に書き込んだ。
復興号CR400は昨年9月21日、最高時速350キロでの営業運転を再開した。2011年7月に浙江省温州市で起きた衝突事故を受け、最高速度を350キロから300キロに落として運行していた。
(翻訳編集・李沐恩)
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