中国政府系シンクタンク、南海戦略態勢感知計画(SCSPI)は1日、SNS上で米空軍のRC-135偵察機1機が中国沿岸に接近し、長江口付近で偵察を行ったと発表した。
SCSPIは中国版ツイッター、微博(ウェイボー)で、「1日朝、米空軍のRC-135偵察機1機は東シナ海での偵察を行うため、日本沖縄県の嘉手納基地から出発した。午前7時頃、中国の海岸線近くに到着し、(東部の)長江口や杭州湾外海で偵察活動を行い、南北に10回以上往復した」と投稿した。
SCSPIは投稿の中で、RC-135の愛称は「コブラボール」と紹介し、弾道ミサイルの発射を監視することが主な任務だとした上、「今回の活動の意図は興味深い」とコメントした。
今年3月22日にも、米空軍の偵察機が中国南東部の福建省から広東省にかけての海岸線に接近してから引き返した。同機は中国から約47キロメートル内に侵入したとSCSPIは述べた。また、公開情報に基づけば、米軍偵察機が中国の海岸線に接近した例としては「最も近接した」と表現した。
中国メディアによると、国防省の呉謙報道官は、米軍の挑発行為と圧力強化に対して「反対し、恐れない」と反発した。
8月1日は、中国人民解放軍(PLA)の創設記念日である。
(翻訳編集・張哲)
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