台湾の財団法人聯合クレジットカード処理センター(National Credit Card Center of R.O.C.、略称NCCC)によると、台湾人が海外で使うカード払いの多い国ランキングに、リトアニアがトップ10に入った。2月下旬から6月末にかけて、台湾7大都市の市民はリトアニアで約11.2万件、25.37億台湾ドル以上の購買を行なった。双方の民間貿易が活発になっていることが明らかになった。
台湾における感染拡大の状況を受けて、リトアニアは約2万回分のアストラゼネカ社製のワクチンを寄贈した。さらに、台湾に代表処を設置したことによって、中国による政治、外交や経済などの各側面から圧力を受けていた。
これに対し、台湾のネットユーザーらは「リトアニアへの恩返し」を呼びかけ、リトアニアの商品を購入して謝意を伝えようとする行動が民間で広まっている。統計データによると、台中市民は3.62億台湾ドルを消費し、高雄市民と桃園市民の買い上げはいずれも1.6億台湾ドルを超えた。台南市民は8488万台湾ドルで、新竹市民は5126万台湾ドルとなっている。
バルト海に面したリトアニアには、約200社の台湾企業があり、主に食料品の輸入を従事している。ネットユーザーの投稿によれば、台湾人が購入した商品のベストセラーは、チョコレートやビール、ビスケットなどだ。
駐米大使に相当する台北経済文化代表処の蕭美琴代表はソーシャルメディアで、自らもまたリトアニアとチェコのビールを購入したと公表し、「台湾人は、国際社会からの優しさや助けを深い感謝の気持ちを持って受け止めている」と書き込んだ。
(翻訳編集・蘇文悦)
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