ジェトロが9月9日から22日にかけて、モスクワ・ジャパンクラブ商工部会とサンクトペテルブルク日本商工会と協力し、在ロシア日系企業に対して景況感調査を実施した。その結果、4期連続で改善していることが明らかになった。
回答した企業によれば、新型コロナウイルス感染拡大後の需要回復や、ロシア国内の往来がスムーズになり取引先とのコミュニケーションが多くなったなどを景況感の改善要因に挙げた。
ロシアにおける今後1〜2年の事業展開の見通しについて、「維持」と回答した企業が58%、「拡大」が34%、「縮小」が1%だったという。4月の前回調査とほぼ変わらない結果となっている。
同調査は在ロシア日系企業の約210社を対象とし、89社が回答した。回答を得た企業のうち、製造業は13社で、メーカーの販売会社を含む非製造業は76社だった。
(蘇文悦)
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