中国、台湾首相らに制裁 駐独の台湾代表「なぜ対象ではないか」と不満

2021/11/08 更新: 2021/11/08

中国国務院台湾事務弁公室は5日、台湾の蘇貞昌・行政院長(首相に相当)と游錫堃・立法院長(国会議長)、呉釗燮・外交部長(外相)らを対象に中国訪問を禁じるなどの制裁措置を取ると発表した。いっぽう、制裁対象になっていない駐ドイツの謝志偉・台湾代表はSNS上で「不満」を漏らした。

同弁公室の朱鳳蓮・報道官は、3人を「頑迷な台湾独立分子」と批判した。本人および家族の大陸、香港、マカオへの訪問を禁止、中国大陸でのビジネス活動を禁止するなどとした。「台湾独立」勢力に対し生涯にわたって「刑事責任を追及する」とも警告した。

中台関係の緊張が高まるなか、台湾が米国や欧州に接近していることへの反発とみられる。

同日、台湾立法院で行われた答弁で、蘇貞昌・行政院長は、「恐れることはない」と述べ、リストに載ったことを誇りに思うなどと述べた。

駐ドイツの謝志偉・台湾代表は同日、自身のフェイスブックを更新し、「なぜ私の名前が漏れてしまったのか、中共政権に抗議する」と制裁を揶揄するコメントを投稿した。

同氏は「長年、台湾の主権と自由、民主を守り続けてきた。良知のない恥知らずな中国共産党政権を批判してきた。民主運動活動、チベット、ウイグル、香港、南モンゴルなどの運動をサポートしてきた。これでも不十分なのか?十分やったと思う」と「不満」の言葉を並べた。

いっぽう、台湾の蔡英文総統も制裁対象になっていない。

(翻訳編集・叶子静) 

関連特集: 台湾海峡の風雲