林芳正外務大臣は16日午後、オーストラリアのマリズ・ペイン外務大臣と約25分間のテレビ会談を行い、相互の安全保障や経済分野での協力していくことを確認した。中国共産党を念頭に、軍事や経済面における威圧に強く反対することで一致した。
ペイン外相は冒頭、林外相の就任を祝った。これに対し、林外相は日本とオーストラリア両国の「特別な戦略的パートナーシップ」をさらに発展させ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて協力していきたいと述べた。
両大臣は、安全保障や経済協力、日米豪印などの同盟国との連携などについて緊密に意思疎通することで一致した。
さらに、東シナ海・南シナ海での力による一方的な現状変更の試みや経済的威圧に強く反対することで意見を一致させた。北朝鮮の核・ミサイル活動を含む北朝鮮情勢についても意見交換を行い、拉致問題などで引き続き連携していくことを確認した。
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