米サイバーセキュリティ企業のチェック・ポイント・リサーチの最新レポートによると、ロシアによるウクライナ侵攻の開始前後から、中国のIPアドレスから北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対するサイバー攻撃が大幅に増え、直近の1週間では116%も増加した。
中国のIPアドレスから他国に対するサイバー攻撃も3月中旬、ウクライナ侵攻前と比べて72%増加したという。
同社によると、中国が攻撃に関与したかどうかはまだ特定できていない。IPアドレスは外国のハッカーに利用された可能性もあるため、調査を続けるとしている。
米連邦捜査局(FBI)はこのほど、米国に対する外国からのサイバー攻撃に民間企業と協力して対処すると発表した。クリストファー・レイ長官は22日、公の場で、ウクライナ侵攻が続くなか、サイバー攻撃に特に注意を払う必要があると示した。
(翻訳編集・叶子静)
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