中国陝西省西安市は15日深夜、全市民に向けて16~19日まで事実上の都市封鎖措置を実施すると発表した。同市では昨年12月下旬から今年1月下旬まで、約1カ月の都市封鎖が実施された。
市民の外出禁止、小中高校(高校3年生と中学校3年生を除く)のオンライン授業の実施、商業施設・レストラン・タクシーの営業停止、地下鉄の一部利用禁止などを発表した。
地元メディア「華商網」によると、西安市の高新区、未央区などで16日から大規模なPCR検査を実施する予定。
市当局の発表では、今月2日に省外からの輸入型感染症例が確認されて以降、15日午後6時までに累計43件の感染症例を確認した。
SNS微博(ウェイボー)では、市の事実上の都市封鎖措置について、市民は「ありえない。また始まったよ」「これから毎日(PCR検査で)喉を擦られる。マジで狂いそうだ」「市政府が通達を出したばかりなのに、もう食料品を入手できなくなっている」と不満をあらわにした。
人口約1300万人を有する西安市では、前回の都市封鎖期間中、妊婦が陰性証明の期限が切れていたため病院に入れず屋外で待たされ死産したなどの事件が起きた。
(翻訳編集・張哲)
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