ワクチンで副反応が確認された患者の94%から「金属のような物質」=報告書

2022/09/13 更新: 2022/09/13

3人のイタリア人外科医は、ファイザー/BioNTech またはモデルナのmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン接種後に副反応を起こした患者の94%の血液に「赤血球の凝集と、由来不明のさまざまな形状とサイズの粒子」が確認されたとする報告書を発表した。

研究を行なったフランコ・ジョバンニーニ医師とリッカルド・ベンツィ・チペリ医師、ジャンパオロ・ピサーノ医師の報告書は、12日付で「International Journal of Vaccine Theory, practice, and Research (IJVTPR)」に掲載されている。

医師らは、接種1カ月後の1006人の血液を分析した結果、「酸化グラフェンに似た金属粒子や、おそらくその他の金属化合物が、mRNAワクチンに入れるのに適しているとメーカーが判断した混合物に含まれている」と結論付けた。

複雑な構造をもつ結晶・ラメラ(層状構造)組織の一例(120倍拡大) (提供:IJVTPR)
120倍の拡大写真(3倍拡大デジタル処理)(a)と(b)は、それぞれ異なる凝集段階にあると思われる管状の形成を示している (提供:IJVTPR)

同医師らは、韓国の医師らが発表した「Foreign Materials in Blood Samples of Recipients of COVID-19 Vaccines(新型コロナワクチン接種者の血液サンプル中の異物」と題する研究結果と類似する一方で、今回の研究はより多いサンプルを用いて行われたと主張した。

「ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンを接種した(患者の)血液中の金属等の異物を観察する暗視野顕微鏡の使用を除けば、私たちは韓国の医師が用いた血液サンプルをはるかに超える数のサンプルで再現できた」

研究事例の詳細 (提供:IJVTPR)

さらに「調査結果は、韓国人医師らが集中的に研究した症例の遠心分離した血漿(けっしょう:血液から血球成分を取り除いた液性成分)と、mRNAを調合したバイアル内の液体を平行分析したことによって強化された」と付け加えた。

いっぽう、血液中に見られる粒子の性質を明らかにし、それらが引き起こしている問題に対する解決策を特定するには、さらなる研究が必要だとしている。

モジュール化された結晶凝集の画像。(提供:IJVTPR)
120倍の画像(デジタル処理により3倍拡大)。繊維・管状の典型的な自己凝集構造を示している(提供:IJVTPR)

 

見たことのない現象

顕微鏡分析の結果、正常な血液画像が示されたのは1006人のうち58人だけだった。

「結論として、今回 948名の患者の血液で確認された急激な変化は、私たちの臨床経験では、過去にいかなるワクチン接種後にも観察されたことがない。2回目のmRNAワクチン接種時の溶血(血球破壊)や赤血球が重なり合って形成される巨大な塊状の異物構造の形成といった、完全に正常な状態から病的な状態への突然の変化は、前例のないものだ」

「我々の知る限り、このような自己凝集現象は、新型コロナ mRNAワクチンが認可され、その後、いくつかの国で義務付けられた後にのみ記録されている」

120倍の拡大鏡で見た複雑な形態を示す管状形成物 (提供:IJVTPR)
高度に構造化された繊維管状の構成で、互いに合体して最初の大きさの10倍の寸法に達することもある。(a)と(b)では、40倍の倍率で、層状に連結している物体が捉えられた。(c)では、120倍(デジタル処理で3倍)の倍率で、長さ166.54μm(DeltaPix Software)の複合体があることがわかる。(提供:IJVTPR)

 

グラフェン?

graphene-info.comによると、酸化グラフェンは「2次元」材料の一種で、「世界で最も強い材料であり、電気と熱に対して最も伝導性が高い」と考えられている。

ワクチンの副反応について早くから訴えてきたシェリー・テンペニー医師は、これらの構造体は、パンデミック前後からエンバーマー(遺体衛生保全士)が遺体から発見している奇妙な血栓と関係があるのではないかと考えている。

「ワクチンの成分がグラフェン、アルミニウム、結晶性アミロイド、崩壊したフィブリン(繊維素)、高電荷のナノテク粒子、あるいは他の何かであろうと、このスライドで示された血液中の破壊は、壊滅的で反論の余地はない」とテンペニー氏はエポックタイムズに語った。

「例えば、図8、16、22に見られるルロー形成(赤血球が積み重なった凝集状態。コインが重なり合ったような状態であるため連銭形成ともいう)は、体内のあらゆる場所で血栓を引き起こす可能性のある『粘着性の赤血球」が広がっていることを示している。図22は、2回目のモデルナ接種のわずか2日後に採取されたサンプルなので、特に憂慮すべきものだ」とテンペニー氏は付け加えた。

図 8. (a) 倍率40 倍での溶血の兆候を伴う変形と赤血球凝集。(b) 倍率120倍で見た異質に結晶化した管状構造。 (IJVTPR提供)

 

図 16. 倍率 40 倍のこの画像は、赤血球の凝集と「ルロー形成(連銭形成)」を伴う「Z 電位」障害を非常によく表しています。 (IJVTPR提供)

 

図 22. モデルナ mRNA ワクチン 2 回目の投与から 2 日後の赤血球の凝集と形態変化を示す倍率 40 倍の画像。 (IJVTPR提供)

新型コロナワクチンの副作用を分析しているジェームス・ソープ医師は、この研究がワクチンに含まれる成分に関するいくつかの疑問を解き明かすことができると考えている。

「酸化グラフェンは、広く利用されている人工的な強磁性体だ。1859年に初めて発見された酸化グラフェンは、特に医療における薬理学的ナノテク送達システムの分野で、広範な商業的応用が行われている。酸化グラフェンは、さまざまなエネルギー的メカニズムによって血液中で自己組織化する性質を有している」と、ソープ氏はエポックタイムズの取材に答えた。

いっぽう、新型コロナのワクチンには「磁石や非磁性金属を引き寄せる物質が含まれている」「体に磁石のようにくっつく」と一部のSNSユーザーが訴えているが、ソープ氏はこれらの情報と新型コロナワクチンとは関係ないと否定した。

異常な集合体

ソープ氏と弟のケネス・ソープ氏(放射線技師)、ポール・ウォーカー氏(機械・電気技師)の3人は、「生体におけるエーテル、フィールド、エネルギーダイナミクス」という3部の研究 (パート1,パート2, パート3)をGazette of Medical Sciences誌に発表した。

また、エンバーマーが発見した奇妙な血栓は、金属性の物体が原因ではないかとも考えている。

「新型コロナを含むほとんどの病気や新型コロナワクチン合併症の原因は、エネルギー不足に直接関係している。

ワクチンは、水、分子、細胞レベル、基本的な生理的プロセスから、スパイクタンパク質の病的な産生へ向かうよう、エネルギーの混乱と転換を引き起こす。

このことは、シーペリ氏らが指摘した物質や、血栓、プリオン病、クロイツフェルト・ヤコブ病、アミロイドーシス、その他無数の病気の原因となる誤ったタンパク質を含む、血管内空間における物質の異常集合体の多くを潜在的に説明することができる」とソープ氏は語った。

ブラジルの生物学者フェリペ・ライツ氏も、コンピューター・サーモグラフィーを用いて、ワクチン接種者と非接種者の末梢血液(血管の中を流れている普通の血液)を分析した。

「ワクチンを接種した人は、接種していない人に比べて、血液や末梢循環に、ある特定の変化をより頻繁に示すことが観察された」と、ライツ氏。

血液サンプルの暗視野顕微鏡写真。 (Courtesy of Felipe Reitz)

「私は、ワクチン1回接種、2回接種、3回接種、4回接種の個人、18カ月前、12カ月前、6カ月前にワクチン接種を受けた個人を観察している。この確率順列は非常に重要で、期間あたりの接種回数によってその人の体内の反応の重さの度合いが決まることに気づいた。同じツールや技法を使った研究者でも、結果に差が出るのはそのためかもしれない」

「私の比較は、免疫系の低下や放射線被曝の兆候、血液の静電的変化、血小板の大きさと数、フィブリン、感染症、血液サンプル中の化学物質と結晶化構造、グラフェンの兆候に基づいている」

 

公式声明

ファイザー社のグローバル・メディア・リレーションズ担当者は2021年7月、ロイターに対し、自社の新型コロナワクチンには酸化グラフェンは含まれていないと説明した。

米国食品医薬品局(FDA)が発行したファクトシートによると、モデルナワクチンにも酸化グラフェンは含まれていない。

エポックタイムズはモデルナ社およびファイザー社にコメントを求めたが、本記事掲載までに返答は得られなかった。

Epoch Times記者。NYCエリア担当。