1月17日、神韻芸術団が川口総合文化センター・リリア メインホールでの初日公演を迎えた。ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は現在、8つの同規模の芸術団を抱え世界中で巡回公演を行なっている。この日も、埼玉県川口市に集った劇場いっぱいの観客に感動を届けた。
「鮮やかな衣裳としなやかな体」ファッションモデルが賞賛
公演後、ファッションモデルの田中鈴奈さんが新唐人テレビの取材に応じた。田中さんは「2021 ミス・ユニバースジャパンファイナル」でファイナリストに選ばれている。
「とても綺麗で印象的でした。衣裳に注目して観ていたんですけど、鮮やかな色使いや配色に合った衣裳の生地感、衣裳に合った体のしなやかさがすごい綺麗でした」と田中さんは語った。
バランス力が発揮される女性舞踊の演目は、自身のモデル活動の参考になったという。「壺を持って歩いている姿勢の綺麗さはすごい勉強になりましたし、体の柔らかさは表現にもつながってくるのかなって思いました」
田中さんは、神韻の演舞から今を生きる上でのヒントも得たようだ。
「ダンスの演目だけじゃなく、歴史を踏まえた物語の演目でも表現力豊かだった。やはり歴史的なものも踏まえていたので、自分たちがこれからどのような道を進んでいくのかを改めて感じさせられました」
「別世界に行ったみたい」元国際ロータリー会長も目から鱗
この日、元国際ロータリー会長の田中作次さんが劇場を訪れた。国際ロータリーは世界各地のロータリークラブを会員とする国際連合組織で、201の国と地域に120万人超の会員総数を抱える。会長時代、田中さんは世界各国を歴訪し、バチカン宮殿でローマ法王と面会した経験もある。
幕が上がった瞬間、田中さんは「別世界に行ったみたい」に感じたという。「夢の世界へ導かれているような気がしました。現実のものと空想のものとがシャシャっと出てくる。ああいう映像は見たことがありませんでした」
失われた中国伝統文化を体現する神韻を鑑賞したことで、中国の見方が変わったそうだ。「初めてこういうものを見たので、びっくりしました。今まで考えていたこととずっと違っていた。考えを改めて見直さなければならないと思いました」
「原点に目覚めさせてくれるような気がしますね。中国は歴史のある国で、世界196か国の中で特別な国のように感じました。日本もその恩恵をたくさん受けていると思うんです。感謝しなくちゃね」
神韻は舞台表現を通して、人と天との繋がりを重んじた古来の価値観を伝えている。田中さんはそこに一つの宇宙観を見ていた。
「大自然とか宇宙から物事を考えているんじゃないかと思ったんです。宇宙の中の地球なんだけど、地球の中に中国や日本やアメリカがあって、受け継いだ古い伝統がある。そういう中で世界が培ってこられ、現在の世界の安定というのがあるんだと思いますね」
「想像していた以上に感激した。世界中でいっぱい見てもらいたいですね」と芸術団に賛辞を送った。
「すごいトレーニングをされている」プロボクシングジム会長が注目
同日、プロボクシングジムで代表取締役を務める金子健太郎さんが公演を鑑賞した。チャンピオン輩出経験もある金子さんのジムは、元OBF東洋フェザー級王者(日本人初)で「クリスチャンボクサー」として知られる父・金子繁治さんによって設立された。
「スポーツの世界に通じるところがあると思います。回転技など、すごいトレーニングをされていると思いましたね。足の先から指の先まで、きめ細やかな表現力を感じました」と健太郎さんは語った。
この日、健太郎さんはお母様と2人で劇場を訪れた。観劇好きのお母様に新年のプレゼントとしてチケットを購入したという。「大変素晴らしかったです。私はこういうのが大好きで息子がプレゼントしてくれました。また次の機会にも是非 」とお母様も喜びを溢れさせた。
「私たちはクリスチャンなんですけど、神様を大切にとか、人類平和とか、そういったことをすごく感じる作品ですよね」と、親子で希望を感じ取っていた。
「すごくハッピーな1年になるよね。それこそ中国の旧正月をこの芸術を見て過ごされれば1年間ハッピーな気持ちになるんじゃないですかね。本当は中国で公演できたら一番でしょうね」
失われた中国伝統文化の復興を目指す神韻芸術団は、目下、日本巡回公演を開催中だ。残る開催都市は川口、宇都宮、東京(チケット完売)、名古屋のみ。ツアー日程は公式サイトで確認できる。
大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。
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