上海市内の繁華街で在留邦人の男性を狙った「ぼったくり被害」が増加している。駐上海日本総領事館は「身元のはっきりしない女性からの誘いに不用意に応じることのないよう」警戒を呼びかけている。
領事館はぼったくり被害の例を詳しく説明した。マッチングアプリ「ティンダー」や語学学習アプリ「ハロートーク」等を通じて女性と知り合い、その後女性から食事の誘いがあり案内されたレストランに行く。上海市の場合は「南京東路」の繁華街にある日本料理店や海鮮料理店が多いという。
メニューを見ないまま女性が大量の食事やアルコール飲料を注文し、2万元〜3万元(約38万円〜57万円)の高額な支払いを求める。酩酊状態になればさらにバーやカラオケに案内され、いずれも高額請求を受けるという。
領事館は旧正月など中国の連休中はぼったくりが増加する傾向があるとして警戒を呼びかけている。統計によれば上海市の在留邦人は昨年10月時点で約3万6600人となっている。
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