[ビリニュス 23日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領夫人、オレナ・ゼレンスカ氏は23日、ロシアの侵攻開始から1年の節目にリトアニアの首都ビリニュスで開かれたイベントでビデオ演説し、侵攻ではなく、ウクライナ人が侵略に抵抗した1年を記念すべきだと強調した。
昨年2月24日にロシア軍が侵攻を開始して以降、ウクライナは「地獄の1年」を苦しんできたと指摘。「全面戦争の1年を記念するというのはひどく不快なことだ。攻撃、侵略、殺人の1年だったからだ」と語った。
その上で「私たちはきょう、侵略への抵抗、勇気、相互の支援や救助、人間性、友好関係の1年を記念する」とした。「近く私たちが最も重要である勝利を共有できると確信している。皆が成し遂げた勝利だ」と強調した。
イベントには数十人のウクライナ人難民も参加。大半が女性と子どもだった。
ウクライナ中央銀行はロシアの侵攻から1年に合わせてウクライナ人の抵抗を記念する新たな紙幣を発行。3人の兵士が国旗を立てる姿が描かれている。
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