[台北 12日 ロイター] – 台湾国防部(国防省)は12日、中国の空・海軍が台湾の南と南西で2日目の大規模演習を実施したと明らかにした。戦闘機や爆撃機、軍艦が参加したという。
同省によると、現地時間午前7時以降、戦闘機「殲(J)10」や「殲16」など30機が台湾周辺を飛行。うち23機が台湾海峡の中間線を越えたか、台湾南東・南西の空域に進入した。
過去24時間では中国空軍の戦闘機やヘリコプター、早期警戒機など32機が防空識別圏に侵入したことを確認した。
同省が提供した地図によると、核兵器搭載可能なH6爆撃機4機も含まれ、この4機は台湾の南を飛行し太平洋上空に入った後、中国に戻った。
同省は11日夜、中国空軍機が海軍艦艇と連携して台湾の南で共同訓練を実施し、軍艦4隻が「即応巡視」を行っていると明らかにしていた。
台湾側は中国の活動を監視するため航空機と艦艇を展開したという。
中国は演習についてコメントしていない。
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