[グリーンビル(米サウスカロライナ州) 20日 ロイター] – 米大統領選の共和党候補指名を目指すヘイリー元国連大使は20日、知事を務めた地元サウスカロライナ州で演説し、選挙戦継続を表明した。敗北が見込まれる24日の同州予備選後も撤退するつもりはないと強調した。
指名争いで優位に立つトランプ前大統領の陣営は撤退に追い込むよう圧力を強めているが、ヘイリー氏は「この国では国王を聖別しない。われわれには選挙がある。だからやめない」とし、「サウスカロライナは24日に投票するが、25日になっても私は選挙戦を続けている。どこにも行かない」と明言。「トランプの報復を恐れない」とも述べた。
米世論調査サイト「ファイブサーティーエイト」によると、ヘイリー氏は全米の支持率でトランプ氏に平均60ポイント前後の差をつけられている。トランプ陣営は20日、現時点のデータから前大統領が3月12日までに指名獲得を確実にするとの予測を明らかにした。
ヘイリー氏の献金者らは3月上旬に投票する州・地域に関心を向けている。これらの地域の一部は序盤戦で同氏の主要な支持層となった郊外の高学歴層の比率が高い。
同氏の陣営は3月5日の「スーパーチューズデー」に投票を行う少なくとも7州と、同12日投票のジョージア州でリーダーシップチームを立ち上げた。
Gram Slattery
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