David Lawder
[エリザベスタウン(米ケンタッキー州) 13日 ロイター] – イエレン米財務長官は13日、電気自動車(EV)セクターで中国が輸出を拡大しているものの、米政権は国内メーカーの成功を確実にするための措置を取っていると述べた。
イエレン氏はケンタッキー州にある電池材料の新工場を訪問。中国のEVに新たな関税は必要かと記者団から問われて「先走りしたくないが、バイデン大統領は国内産業を成功させることに取り組んでいる」と語った。
中国製EVはトランプ前大統領が導入した同国の自動車全般に対する25%の関税により、今のところ米市場から事実上締め出されているが、中国EV最大手の比亜迪(BYD)はメキシコへの輸出を開始し、メキシコ工場の建設地を探している。
一部の米上院議員は、バイデン政権に中国製EVへの関税をさらに引き上げるよう求めている。
米商務省は、中国からの自動車輸入について、データ送信が行われるため、国家安全保障上のリスクになるかどうか調査を開始した。
イエレン氏は「中国がこの産業に大規模投資を行っているのは事実であり、米国は国内産業が成功するための措置を取っている」と述べた。
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