[ワシントン 14日 ロイター] – 複数の米上院議員は、下院が可決した短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の規制法案について、上院では検討に時間をかけるべきとの見方を示した。
下院は13日、TikTok親会社である中国の字節跳動(バイトダンス)に約半年以内に同アプリの米国事業売却を求め、従わなければアプリの利用を禁止する法案を圧倒的多数で可決。提出からわずか8日後の可決となった。
上院でもTikTokなど外国のアプリによる安全保障上の脅威に対処することに幅広い支持があるが、適切なアプローチについて合意は得られていない。
上院商業科学運輸委員会のカントウェル委員長はロイターのインタビューで、外国のアプリを巡る幅広い懸念に対処し、法廷でも支持されるような法案が望ましいが、下院案が十分かどうか不明だとし「1週間もすれば選択肢について理解が深まっているだろう」と述べた。
同委員会の共和党トップ、テッド・クルーズ上院議員は下院案について「全面的な修正手続き」にオープンであるべきとブルームバーグ・ニュースに述べた。そうした修正が行われれば、いかなる措置も大幅に遅れる可能性がある。
民主党上院トップのシューマー院内総務は上院で法案を検討すると述べるにとどめ、対応の時期には言及していない。
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