Angelo Amante
[ローマ 23日 ロイター] – 欧州の極右政党各党が23日、イタリアのローマで会合を開き、欧州大陸への移民を抑制し、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長の2期目続投に反対する方針を表明した。
各世論調査では6月の欧州議会選挙で民族主義政党や極右政党が躍進する可能性が高いことが示されている。
イタリアの同盟、フランスの国民連合(RN)、オーストリアの自由党(FPO)、ポルトガルのシェーガなどが会合に参加。極右系の会派「アイデンティティーと民主主義」(ID)は現在、欧州議会で6番目の勢力だが、世論調査では支持率で4番目に上昇している。
同盟を率いるイタリアのサルビーニ副首相は「国境を守らない国、境界を守らないEUは市民に対して殺人を犯している」と強調した。
一方、ロシアのウクライナ侵攻を巡ってはIDの政党間で明確な見解の一致はみられていない。
IDは昨年12月に続き会合を開いたが、独政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は主要メンバーに人種差別の疑いが浮上しているため、今回招待されなかった。
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