3月26日、江蘇省蘇州市にある小学校「蘇州三元第三小学」が生徒に配った「パン」の包装に印刷された「製造日」が「3月27日」、つまり子供たちにパンを配った日(26日)の翌日であることがわかった。
子供たちの「食の安全」を心配した保護者がこの件をSNSに投稿し、物議を醸している。
世論のプレッシャーを受け、問題のパンを配給した小学校は28日、中国メディアに対し、「問題のパンの製造元に問い合わせたところ、パンの品質に問題はなく、ただ従業員が間違ったラベルを貼っただけだ」と主張。
「ラベルを張り間違えた」とされるパン製造メーカーの従業員2人は解雇された。
「事件」はこれにて「一件落着」のように見えたが、中国のSNS上では関連話題への注目度は簡単には冷めず、熱い議論が交わされている。
「ラベルの張り間違えでうまく逃げたな」「一部メーカーは人命を重く考えずに金儲けしか頭にない」といった非難の声が多く寄せられたほか、「製造日を未来の日付にするのはよくあることだ」と明かす声も多く、中国の食品安全問題の悪質さに嘆きの声が広がっている。
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