米国のトランプ前大統領は、先週土曜日(5月11日)にニュージャージー州で開催された史上最大規模の大統領選挙集会にて、再選された際には、中国製自動車に対する関税を大幅に引き上げ、台湾海峡での軍事衝突を回避することを宣言した。
この集会は広大なビーチで開催され、多数の参加者で賑わい、トランプ氏は参加者数が10万人に達したと発言した。
「ここには驚くほど多くの人々が集まり、10万人を超えています」
スピーチの中で、トランプ氏はメキシコで製造される中国製自動車に対して200%の高い関税を課すと明言しました。これは、彼が2か月前に提案した100%の関税を倍にするものだ。
「中国が世界の自動車市場を支配しようとしているのは明らかですが、私は米国の自動車及びトラック産業を守り、それを決して許さない」
同時に、バイデン政権は今週、中国製電動車に対する関税を現行の25%から100%へと大きく引き上げる計画を公表する予定。
この措置は米国の電気自動車産業を保護する目的はあるが、トランプ氏はこれだけでは不十分だとし、ガソリン車にも同様に関税を引き上げるべきだとの見解を示しました。
さらに、トランプ氏は国際情勢についても言及し、イスラエルがテロとの闘いに勝利することを支持すると表明しました。また、中共(中国共産党)が台湾への脅威を増していると批判もした。
「中共が船を派遣し、台湾を包囲する行動は、前例の無いレベルです。加えて、戦闘機の飛行も行っています。このため、台湾での日常生活は決して安全とは言えません。もし私が大統領だったら、ロシアとウクライナの間の戦争は起こらなかっただろうし、中国が台湾を攻撃することや、昨年10月7日に起きたイスラエルへの攻撃も防げたはずです」
また、トランプ氏は、2024年の選挙において、普段は民主党が優勢なニューヨーク州とニュージャージー州を勝ち取ることへの期待を表明している。一方、バイデン氏の選挙キャンペーンチームは、トランプ氏のその見通しに対して、非現実的だとの見解を示している。
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