緊迫する台湾周辺:米海兵隊が戦略的島々に上陸、対中共との衝突準備を加速

2024/05/28 更新: 2024/05/28

アメリカ海兵隊は4月末から5月初めにかけて、フィリピン軍と共にルソン海峡近くで合同軍事演習「肩を並べて」を実施し、その一環として、台湾に近い戦略的に重要な島々に上陸した。この動きは、将来的な中国共産党(中共)軍との衝突に備えるために、戦略を磨くことを目的としている。

最新の動向によると、この演習はアメリカ海兵隊による新しい戦略的展開の一環であり、特に中共軍との対峙が予想される台湾近くの島々で行われた。アメリカ海兵隊第三瀕海(ひんかい:臨海)連隊は、イラクやアフガニスタンでの戦闘経験を活かし、国際競争に対応するための再編を進めている。

ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、演習期間中、米海兵隊はルソン海峡のイトバヤット島およびフィリピン北部のマヴディス島(Mavulis)で地上調査を実施した。これらの活動は、実戦時における車両や船舶の動きを最適化するための準備が目的である。特にマヴディス島では、戦時に必要な船舶の不足が認識され、その解決策が求められた。

海兵隊の戦術としては、小隊単位での高機動力を活かし、敵のセンサーやドローンの探知を避けるために迅速に位置を変える能力が重要視されている。これにより、敵のミサイルやレーダーシステムを欺くことができるという。

海兵隊大学のベンジャミン・ジェンセン上級研究員は、21世紀の沿岸騎兵隊としての小規模高機動部隊の重要性を強調し、「第一列島線を巡る動的な部隊が、中国共産党を絶えず追跡し、情報収集網に重圧をかける」と述べている。

さらに、フィリピン政府は、台湾海峡での潜在的な軍事衝突に備え、新たに4つの基地をアメリカ軍に提供することを決定した。これにより、台湾に近いルソン島の基地は、特に重要な戦略的価値を持つことになる。米国防総省の東アジア担当だったランダル・シュライバー氏は、これらの基地が、ロケット、ミサイル、火砲システムの発射地点として機能することができると指摘した。

張婷