今月3日午後1時前(現地時間)、中国河南省南陽市の飲食店でガス爆発が起きた。爆発の原因は水道管工事の施工業者が道路を掘る過程でガス管を破壊し、漏れたガスが引火したためとされる。
当局によると、この事故で少なくとも20人が負傷した。このうちの多くが重傷者だという。
現地の住民がSNSに投稿した爆発後の現場を映した映像のなかには、周辺一帯に瓦礫が飛び散り、廃墟と化した町の姿があった。映像からも今回の爆発の威力がすさまじかったことが伺える。付近の店舗や車、バイクなど、辺り一帯に甚大な被害が及んでおり、負傷して倒れている市民の姿も。
現地の市民によると、「事故が起きた時、たまたま現場を通りかかった市民が、何人もその被害を受けた」という。「なかには爆発で吹き飛ばされた市民もおり、現場周辺は血だらけだった」「凄まじい音だった。付近の家屋のガラスが粉々に砕けた」と告げる市民もいた。
中国では集合住宅や飲食店などで「重大なガス爆発事故」が多発している。
ガス漏れが原因で、店内で飲食していた客だけでなく、現場付近の住民や通行人など多くの市民が巻き添えになり死亡している。
(中国河南省南陽市の飲食店で起きた「ガス爆発」の現場の様子、2024年7月3日)
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