25日、ヒトパピローマウイルスHPV(子宮頸がん)ワクチンが生理食塩水だったという話題が中国SNSのトレンド入りした。
この話題が注目されるようになったきっかけは、患者に偽ワクチンを接種させていた医療機関職員の逮捕が公表されたことだった。
四川省中江県の警察は5日、「勝手に生理食塩水を使って偽のHPV子宮頸がんワクチンを作り、それを患者に接種させて1万1千元(約23万円)余りの不法な利益を得た」として、偽薬を販売した疑いで現地医療機関職員の許(女性、28歳)に対し、強制措置を講じた。
中国メディア「新京報」によると、事件発覚のきっかけは、ワクチン接種者が3回接種完了後に調べてみると「いかなる接種記録も確認できなかった」ためだという。許の勤める医療機関(「輯慶鎮衛生院)」の院長は解任され、副院長も職務停止などの処分を受けており、院長や副院長は偽ワクチンの件は「許の個人的な行為」だと主張しているという。現在、この案件は裁判の開廷を待っている。
「個人的な行為」という主張に対し、「個人的な行為である訳がないだろう」「許一人に責任を擦り付けて、お偉いさんは逃げたか」と怒りの声もあがる。
また、「高額なワクチンがただの生理食塩水だったなんて、許せない」といった声のほか、「新型コロナワクチンも生理食塩水だったのでは? 変なものを注射されるより生理食塩水のほうがマシだ」といった声も。
なお、中国でHPVワクチンを3回接種すると、一番高い「9価ワクチン」の場合、約8万円前後の費用がかかる。
中国メディアによると、生理食塩水を使ってHPVワクチンと偽り、接種させるケースは各地で頻発しており、被害者は数知れないようだ。
中国共産党が中国で執政を始めてから、「嘘と捏造」が横行し、偽タバコから偽酒、偽粉ミルク、偽紙幣、偽証人、偽卒業証書、フェイクニュース、偽花火、偽ワクチン、偽りの平和などあらゆるものが捏造可能であり、中国の人々は常に騙されている。
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