【閲覧注意】本記事には、残虐な映像や画像があります。ご注意ください。
四川省達州市で17日午前8時頃、混雑する街の市場へ猛スピードで突っ込んだ暴走車が市民を次々とはねる「事件」が発生し、多数の死傷者が出た。
事件当時の状況を捉えた動画がSNSで拡散されており、そこには、フロント部位が大破し、停止した暴走車と思われる黒いSUV(スポーツやレジャーに適した車)の姿のほか、多くの市民が血を流して地面に横たわり、街の市場は地獄絵図と化していた。
目撃者によれば、暴走車を運転していたのは地元でビューティーサロンを経営する王という女性だという。目撃者は「被害を受けた市民のうち2人は意識不明、5人は怪我を負い、うち2人は重傷のように見えた」と明かしている。
現地公安当局には「7人負傷、うち2人重傷」と発表しており、死者については言及していない。いっぽうで、「現場で2〜3人は即死」とするネット情報も流れており、実際の死傷者数は当局発表より多い可能性がある。
「また社会報復か」
この「事件」について、現地当局は「交通事故」としており、運転手の王の身柄は公安当局によって取り押さえている。
現地当局は、「ネット上の噂やデマを信じるな、拡散するな」と市民に呼び掛けている。
当局が「交通事故」と主張するこの「事件」について、多くの市民が「絶対社会報復だ」と考えており、中国のSNSでは何とも言えない嘆きが広がっている。
中国ではこの頃、自動車を凶器にして暴走させ、無差別に歩行者などを襲撃する「社会報復」を意図したかのような凶悪事件が後を絶たない。
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