中国では広い範囲で、9月に入ってもなお危険な暑さが続いている。
今後も警戒レベル最高水準の猛暑が続くと予想されるため、各地の学校で新学期開始に伴う登校開始日を遅らせた。
本来ならば今月2日の月曜日が、中国の小中学校の新学期開始日だ。
しかし、中国江西省の省都、南昌市の場合、1日の最高気温が39度近くもあった。この日の夜、市内の少なくとも4つの地域の学校は、9日への登校延期の知らせを生徒保護者宛てに送信した。
これに先立ち、重慶市の各区・県の小中学校と幼稚園は8月28日時点で新学期の開始を「9月9日」に延期する通達を出していた。
四川省の7つの地域も同様な措置を取っており、小中学校のみならず、多くの大学でも「熱いから」と授業開始日を延期している。
中国の気象部門によると、今年の7月は1961年に記録を開始して以来、中国で最も暑い月となった。
8月も 上海、江蘇省、海南省、湖北省、吉林省、遼寧省、山東省、新疆ウイグル自治区など8つの主要な省・自治区で、同期間と比べて、過去最高値を記録した。
秋の訪れとともに北部などでは高温が緩和される見込みだが、完全に暑さが収まるのはまだまだ先だという。
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