10月1日夜、アメリカ副大統領候補によるテレビ討論会がニューヨークで行われた。90分間の討論では、アメリカ南東部を襲ったハリケーンによる災害を皮切りに、中国共産党(中共)、イラン、経済、移民、中絶といった様々な問題に焦点を当てた。
主な論争について両者の意見を以下に上げる。
ハリケーン災害について
米共和党副大統領候補 バンス氏
「私は、ウォルツ州知事も私と同じように、無実の人々に心を寄せていると確信している。我々は彼らのために祈っている。連邦政府が強力で積極的な対応をとり、できる限り多くの命を救うことを望んでいる」
米民主党副大統領候補 ウォルツ氏
「これらの出来事について、我々の見解は近いものがある。まず、このハリケーンは非常に悲惨な状況であり悲劇だ。私の心はそこにいる人々と共にある」
グリーンエネルギー分野における中国製品の輸入問題について
バンス氏
「本当の問題は、もしアメリカの納税者の数億、いや数十億ドルが中国製の太陽光パネルに使われた場合、経済がさらに汚れてしまうことだ。我々はアメリカでより多くの太陽光パネルを生産すべきである」
ウォルツ氏
「これは全国に雇用を生み出しつつ行うことが可能である。それこそ、この政権が行っていることだ。アメリカは将来のエネルギー超大国として成長している。それは現在だけの話ではない」
中東情勢への見解
ウォルツ氏
「我々はこれからも約束を守る。副大統領も今日述べたように、我々は部隊と同盟国を守り、結果に責任を負う」
バンス氏
「イスラエルが自国を守るために何をする必要があるかは彼ら自身の判断に委ねられており、私たちはどこであれ同盟国が悪人と戦う際には彼らを支援すべきである」
ウォルツ氏は天安門事件に参加していたのか
また討論の中でウォルツ氏は以前、2019年にアメリカのケーブルニュースネットワークのインタビューで、「六四天安門事件の日に香港にいた」と述べた事について、司会者から誤りを指摘された。同氏はこれが誤りであったことを認め、8月に行ったと訂正した。公の記録では彼が香港にいなかったことを確認している。
ウォルツ氏は「私は言葉の誤りを指摘されるかもしれないが、そこに行ったことが私の生活に影響を与え、中国について多くのことを学んだ」と述べた。
一方、以前はトランプ氏を批判していたバンス氏はトランプ氏に対する見解が誤っていたことを認めている。
「私の以前のトランプ氏に対する見解は間違っていた。まず、いくつかのメディア報道を誤信してしまい、後にそれが捏造された虚偽の記録であることを確認した。しかし最も重要なのは、トランプ氏が米国民に貢献したということである」
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