社会問題 鍼治療はちゃんとしたところで受けて!

「肺が貫かれる」 危険な中国の「養生鍼(はり)」

2024/10/11 更新: 2024/10/11

「若い女性の肺が鍼(はり)によって貫かれる」事件が報じられ、世論に衝撃を与えた。

中国メディアによると、デスクワークの仕事をする中国杭州市に住む女性(26歳)は、普段から腰痛や背中の痛みなどに悩まされていた。

そこで、大型連休中に自宅付近にある「養生館」でマッサージをすることに。マッサージ後、「肩や首がかなり凝っているから、鍼灸で流れをよくする必要がある」とスタッフから勧められるままに「養生鍼」を受けることになった。

そうして、女性は肩や背中などの部位に数本の鍼が刺さった。

しかし、「養生鍼」の施術を受けた数時間後、女性に咳や胸の痛み、呼吸困難などの症状が現れ、病院に緊急搬送されることになる。

検査の結果、女性の右側の肺が、まるで針に刺された風船のように、「40%も縮んでいた」ことが判明。「早く病院に来ていなかったら、死んでいたかもしれない」という衝撃的事実を聞かされた。

鍼で肺を貫かれたこのニュースをめぐり、

「怖すぎる! 鍼はちゃんとしたところですることにした!」

「養生館はあちこちにあるが素人技師は本当に多い」

「養生館なんていうのはデタラメなのが多い、気を付けないと」

といった声が寄せられている。

中国では「中国医学養生」がブームになっており、「養生館」が乱立しているが、技師の「腕」はまちまちなのである。

浙江大学医学院附属第一医院の救急科主任の陸遠強医師は、

「今年に入ってから、鍼灸が原因で『気胸』になり運ばれてくる人は何人もいる、重症の気胸になって早く手当しなければ命を落とすリスクもある」

と警鐘を鳴らしている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
関連特集: 社会問題