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17日17時半ごろ(現地時間)、中国福建省漳州市の小学校へ「暴走車」が強行に突入し、学生らを次々とはね飛ばす「事件」が起きた。正確な死傷者数は不明。
現地当局はいつもながら、これを「交通事故」としているが、世論は懐疑的である。
公式発表では、「走行中だった車が制御不能になって暴走し炎上した」「8人が負傷、運転手は死亡した」ことになっている。
「単なる事故」だったのか、あるいは「社会への報復を狙った事件」であるかは不明だが、中国で近年小学校周辺で学生を狙った「社会報復」事件があまりに相次いでいるため、今回の当局のいう「交通事故」も「本当は社会報復なのではないか」と、疑いの声が上がっている。
(現場の様子)
下校時間を狙った?
「事件」はちょうど、午後の下校時間帯で、込み合うときに起こった。同市雲霄県(町)にある「実験小学校」の正門前だ。運転席から白煙が立ち上る暴走車が学校フェンスを突き破って校内へ侵入した。
「暴走車の運転手はこの学校に通う学生の親で、まず自分に火を付けてから学校に強行突破し学生を次々とはねた」とするネット情報も上がるいっぽうで、当局のいう「制御不能」に対する反論の声も多く上がっている。
「制御不能になったのに、よく学校のドアに正確にぶつけて、そして人を次々と轢いていたな」
中国ではこの頃、自動車を凶器にして暴走させ、無差別に歩行者などを襲撃する「社会報復」を意図したかのような凶悪事件が後を絶たない。
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