中国製EVの事故や炎上ケースが多発しており、「中国製EVに乗るのは命がけで」というのが定番の皮肉として定着しつつある。
9月、中国の新興EV「理想汽車(リ・オート)」のSUVが危うく事故を起こしそうになるハプニングが発生した。なんと、「自動駐車モード」中に突然、車道に飛び出して往来車両と衝突しそうになったのだ。
10月にも中国公認の「愛国ハイテク企業ファーウェイ」のEV「問界(AITO)」は、「自動駐車モード」中にトラックを追尾し、車体を擦りながらも強引に駐車していた「問界」の姿が駐車場の監視カメラに記録されていた。「執念」の駐車の一部始終を、すぐそばで目撃したタクシー運転手は「あきれ顔」だった。
それが11月になると、中国スマートフォン・家電大手の「シャオミ(小米科技)」のEV「SU7」の「自動駐車スステム」にも大規模な不具合が生じたことがわかった。
「11月14~15日にかけて、70人以上のシャオミSU7の自動駐車機能が故障し、駐車過程で壁や柱などに衝突した」と複数の中国メディアが報じているが、ネット情報ではその数はゆうに70を超えている。
「自動駐車モード中に車をぶつけてくれた! 車体に傷がついたぞ、どうしてくれる!」と中国のネット上には、メーカーにクレームするSU7所有者の声に溢れており、その数は少なくとも数百台とされる。
この件について、シャオミ側は「システムにバグ(不具合)が生じた」と認めており、修理費用を負担するという。
これについて、ネット上では「不具合が発生したのは自動運転システムじゃなくて、自動駐車システムで良かったじゃないか」といった皮肉の声も上がっており、自動化技術の安全性を懸念する声が広がっている。
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