神韻芸術団 伊・アンコーナで満場の劇場 公演が成功裏に閉幕

2025/01/30 更新: 2025/02/03

1月28日の夜、神韻ニューヨーク芸術団はイタリア・アンコーナのテアトロ・デッレ・ムーゼで公演を行った。会場は再び満席となった。

幕が上がると、壮麗な天界の光景が舞台に広がり、客席からは熱烈な拍手が巻き起こった。舞踊家たちの卓越した技術に観客は息をのむほど魅了され、特に高度な技を披露するたびに称賛と拍手が沸き起こった。また、司会者が生演奏の楽団を紹介すると、観客は雷鳴のような拍手で芸術家たちを称えた。公演終了後も拍手が鳴り止まず、神韻のアーティストたちは二度にわたりカーテンコールに応え、アンコーナの観客の熱い声援に感謝を示した。

企業経営者「神は今も私たちを見守っている」

「今夜、私はまったく新しい文明に出会った」

「素晴らしい。本当に美しい。この公演を観て本当に嬉しい。私は神韻を観るためにわざわざウンブリア州から駆けつけた。今回が初めての鑑賞だったが、迷うことなくこのチャンスをつかんだ」

ジャンカルロ・マンギーニ氏はテアトロ・デッレ・ムーゼでの神韻公演を鑑賞した(Leo Botna / 大紀元)

 

こう語るのは、情報技術の研修・コンサルティング会社を経営するジャンカルロ・マンギーニ氏だった。100キロ以上運転して、アンコーナでの神韻公演を鑑賞した。

「素晴らしい公演だった。卓越した才能を持つ芸術家たちだ。皆さんのコンビネーションは完璧だった。衣装は見事で、舞台の演出も息をのむほど美しく、まさに圧巻のステージだった」

幕が開いた瞬間の視覚効果について、マンギーニ氏は感嘆の声を上げた。
「最初のシーンがとにかく圧倒的だった。舞踊家たちが霧の中から突然現れる演出は、まるで魔法のようだった。彼らは舞台上にスタンバイしていたはずだが、それを感じさせない演出に驚かされた」

さらに、舞台から伝わるエネルギーについても「とても強烈、非常に強烈、信じられないほど強烈!」と3度繰り返し、その感動を強調した。

神韻は、神への信仰に根ざした真の中国伝統文化を再現している。その点についてマンギーニ氏は強く共感を示し、こう語った。

「もちろん、私たちを見守る高次の存在がいる。たとえ私たちが人生で多くの過ちを犯したとしても、その存在は私たちを見捨てることなく、導いてくれている」

そのため、現代社会において伝統やルーツに立ち返ることの重要性は計り知れないと彼は考えている。「私たちが自らのルーツや伝統を捨ててしまったことで、人々の間に対立が生まれ、他者への敬意が失われつつある。もし、私たちがもう一度本来の価値観を取り戻し、真に互いを思いやることができれば、社会全体にとって大きな利益となるだろう」

神韻の使命は、中国の伝統文化を復興させることにある。この取り組みについてマンギーニ氏は

「素晴らしい試みだ。私は心から成功を祈っている。もし彼らがこの使命を達成できれば、それは歴史的な偉業となるだろう」と称賛した。

また、マンギーニ氏は最前列の席で鑑賞し、オーケストラピットのすぐそばに座っていた。神韻楽団について、「言葉では表現しきれないほど素晴らしく、心に響く演奏だった。音の純粋さは比類なきもので、さらに驚くべきことに、オーケストラ全体の完璧なシンクロが際立っていた。私は彼らの才能に心から敬意を表し、少し嫉妬すら覚える。なぜなら、彼らのような才能は、私には到底持ち得ないものだからだ」と称賛を惜しまなかった。

マンギーニ氏は、いつか神韻が中国で公演できる日が来ることを願っている。

「結局のところ、これは中国の文化であり、伝統なのだ。もし中国の人々がこの素晴らしい公演を鑑賞できるようになれば、どれほど素晴らしいことだろう。でも、いつの日か、彼らもきっと観ることができるようになると信じている」

最後に、マンギーニ氏は神韻の芸術家たちへ祝福の言葉を贈った。

「神韻のアーティストの皆さんに、心からの祝福を贈る。私は彼らに計り知れないほどの敬意を抱いている。彼らが今後さらに大きな成功を収めることを願っている。すでに彼らは素晴らしい成功を収めているが、さらなる高みへと到達できるよう、心からお祈りしている。彼らはそれに値する存在だ。まさに、比類なき才能の持ち主だ!」

国際企業の専門チーム責任者が絶賛「非常に感動的」

シルヴィア・ペルディカ氏は、心臓ペースメーカーや除細動器の埋め込みを専門とするエンジニアであり、世界的に有名な医療機器メーカーで地域専門チームの責任者を務める。神韻が伝えるメッセージと精神的価値観に深い感銘を受けたと語った。

エンジニアのシルヴィア・ペルディカ氏(右)は、この公演に深く感動し、神韻が伝えるメッセージと精神的価値観に対して高く評価した(Leo Botna / 大紀元)

 

ペルディカ氏は、神韻の独特な色彩と舞台デザインに強い印象を受けた。

「この公演は本当に美しい。色彩や舞台デザインが非常に素晴らしく、視覚的なインパクトが強い。圧倒された」

さらに、舞台全体の完成度にも驚かされたという。

「とても感動した。ダンスやジャンプ、そしてあの鮮やかな色彩……すべてが見事だった。私たちはこの公演を心から楽しんだ」

神韻は、中国の伝統文化の復興を使命としている。この点について、ペルディカ氏は深く共感を覚えた。

「これは本当に素晴らしいことだ。彼らは自国でこの文化を広めたいと願っているが、それが叶わない。それは感動的であると同時に、とても悲しいことでもある。自らの信念や理想を実現するために、中国を離れざるを得ないという現実には胸が痛む。2025年の現在においても、このような状況が続いているのは、本当に残念であり、恥ずべきことだ。だからこそ、彼らが伝えようとしているメッセージは非常に重要で、大きな意味を持っている」

また、ペルディカ氏は、神韻が伝える「信仰を貫く精神」に深い敬意を抱いている。

「現代社会では、精神的な価値が次第に失われつつある。そんな中で、いまだに信仰を守り続けている人々の存在を見ることができて、本当に嬉しく思う」

同氏は、このような価値観の復興が現代社会において極めて重要だと強調した。

「これは絶対に必要なことだ」

ペルディカ氏は神韻のオーケストラによる生演奏に驚かされたという。

「生演奏があることは、間違いなく大きな魅力の一つだ。録音された音楽を流すのではなく、オーケストラが生で演奏することで、まったく別の感動を味わうことができる。音楽と舞台の組み合わせが見事で、本当に圧倒された」

最後に、ペルディカ氏は神韻のアーティストたちに心からの願いを込めた。

「彼らがこの公演を自国で上演できる日が来ることを願っている。彼らにはその機会が与えられるべきだ」

Leo Botna