石破茂首相 ワシントンでトランプ大統領と会談へ

2025/02/07 更新: 2025/02/07

日本の石破茂首相が、ドナルド・トランプ大統領と日本時間の8日未明に初めての対面会談を行う。石破首相は先ほどアメリカ・ワシントンに到着した。

林芳正官房長官は2月4日の記者会見で、石破首相が2月6日から8日にかけて訪米し、ワシントンでトランプ大統領と会談する予定だと発表した。

日本外務省の声明によると、石破首相はトランプ政権との「信頼と協力関係を構築し、日米同盟を新たな高みへと引き上げる」意向だという。

外務省の発表では、石破首相は2月6日に東京からワシントンへ出発し、7日にワシントンを離れ、8日に東京に帰国する予定だ。

アメリカは日本唯一の同盟国である。石破首相は、中国の攻撃性の増大や北朝鮮のミサイル実験に対し、インド太平洋地域における強力なアメリカの存在を維持するため、2024年11月のトランプ氏の大統領選挙の勝利以来、関与を求めてきた。

先月の国会演説で石破首相は、日本が「第二次世界大戦以来最も厳しく複雑な安全保障環境」に直面していると述べ、防衛力の強化、日米同盟の向上、他のパートナーとの関係拡大・深化の必要性を訴えた。

先週、日本のメディアが石破首相の訪米を報じた後、トランプ大統領は2012年から2020年まで首相を務めた故安倍晋三氏を「非常に親しい友人」と呼び追悼。1月31日、記者団に対し石破首相との会談を楽しみにしていると語った。

トランプ大統領は前任期中、安倍首相、インドのモディ首相、当時のオーストラリアのターンブル首相とともに、インド太平洋地域での中国に対抗するため、米国、日本、インド、オーストラリアによる4か国安全保障対話(クアッド)を復活させた。

トランプ政権のインド太平洋地域への継続的な注力を示す動きとして、1月21日に国務長官に就任したマルコ・ルビオ氏は、就任初日にクアッドのカウンターパートを招集した。

4か国の閣僚らは「法の支配、民主的価値観、主権、領土保全が支持され守られる自由で開かれたインド太平洋の強化に対する共通のコミットメント」を再確認し、インド太平洋地域における「力や強制による現状変更を求めるいかなる一方的行動にも強く反対する」と述べた。

ルビオ氏はまた、オーストラリアのウォン外相と、バイデン政権時代に創設された英国を含む3か国間安全保障パートナーシップ. 「AUKUS(オーカス)」についても協議した。

承認公聴会でルビオ氏はAUKUSを支持し、これを技術力強化のための協力と位置付けた。アメリカと英国は、オーストラリアの原子力潜水艦調達も支援している。

エポックタイムズ記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。
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