中国船4隻 尖閣周辺で97日連続航行 機関砲搭載艦船も

2025/02/24 更新: 2025/02/24

第11管区海上保安本部の発表によると、沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺の接続水域において、中国海警局に所属する艦船4隻が97日連続で航行を続けている。この状況は、日本の領海周辺における中国の継続的な活動を示すものとなっている。

海上保安本部の報告では、確認された4隻の艦船は「海警2501」「海警2305」「海警2303」「海警2204」と識別されている。これらの艦船はいずれも機関砲らしきものを搭載しているとされ、日本側の警戒を高めている。

日本の海上保安庁は、これらの中国艦船に対し、日本の領海への侵入を防ぐため、巡視船を派遣して警告を行うとともに、継続的な監視活動を実施している。

中国共産党政権は、2012年以降、荒天の日を除きほぼ毎日接続水域に艦船を派遣し、月に数回の頻度で領海侵入を繰り返すなど、「力」を背景とした一方的な現状変更の試みを続けている。

日本政府は、こうした中国側の行動に対し、外交ルートを通じて抗議を行うとともに、冷静かつ毅然とした対応を継続している。

この問題に関しては、国際法との整合性や地域の安全保障に与える影響など、様々な観点からの議論が続いている。今後の両国の対応や国際社会の反応が注目される。

大紀元エポックタイムズジャパン記者。主に軍事・防衛、安全保障関係を担当。その他、政治・経済・社会など幅広く執筆。
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