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「うちの学校は『人殺し学校』だ! この件を隠蔽されないよう、拡散してほしい!」
SNSを通じて世間にそう訴えているのは、その学校に通う生徒たちだ。
2月21日、中国江西省撫州市(ぶしゅうし)にある学校の校舎から女性生徒が転落した。
問題の学校(金巣実験学校)に通う一部生徒はSNSを通じて、「学校側は真相を隠蔽するために、まだ死んでいない転落生徒を病院ではなく葬儀屋に運び、わざと死なせた」「以前にも類似事件が2件起きている」と訴えている。
いっぽう、転落した生徒の家族も「学校側はうちの子を急いで救助することを拒み、その結果死なせた」とSNSに訴え、世間が注目を乞うている。
「告発」
自殺したのか、それとも他殺なのか、原因はいまのところ不明だ。
しかし、「学校側は転落の真相を隠蔽するために、まだ死んでいない転落生徒を病院ではなく葬儀屋送りにして、わざと死なせた」「以前にも類似事件が2件起きている」と事件を知る他の生徒たちは訴えている。

ネット上に出回っている動画には、少女が担架に乗せられた後、女性教師と思われる人物が指を使って少女の呼吸を確かめている様子が映っていた。
事件を知る生徒によると、「救急車が到着したとき、飛び降りた女子生徒の心拍数はまだ40、50くらいはあった」という。
「学校側は私たちを騙した。『彼女を病院に連れていく』と言っていたのに、実際には病院へ向かわず、道中で手配した葬儀社の車に移してそのまま葬儀社に運んで行った」
「あの時、学校からそのまま病院へ搬送していたらもしかしたら彼女は助かっていたかもしれない。しかし、学校側はそうはしなかった、転落の真相を隠したかったからだ、わざと彼女を死なせた、そうすれば、死人に口なしだからね」と生徒たちは語る。
生徒たちの話によると、飛び降り事件が起きた時、学校側は他の生徒に「現場」を見せないために授業を延ばした。それから、飛び降りた生徒の家族が学校に抗議に来るのを想定して、「テスト」を理由に2日間の休暇を発表した。さらに学校はこの件について学生たちがグループチャット内で情報発信できないよう、学生が参加していたグループチャットをも解散したという。
転落した少女の家族も、「学校は家族に連絡もせずに勝手に子供を葬儀社に送った」と明かしている。
「病院で2時間探しても見つからなかった、葬儀社にいると後から聞いて駆けつけたらその時には体はまだ硬直していなかった、少し前までは生きていた!」と遺族は訴えている。
(当時の様子)
近年、中国の学校では生徒が校舎から飛び降り自殺する事件が多発している。
飛び降りの原因の多くは教師による虐待や学校でのいじめなどとなっているが、往々にして事件発生後、学校側と現地当局は真実隠蔽をし、遺族を弾圧している。

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