2022年7月8日に起こった安倍晋三元首相の銃撃事件で、奈良地裁は13日、山上徹也被告(44)の初公判を10月28日午後2時に開くと発表した。裁判員裁判で審理される予定だ。
山上被告は、手製の銃6丁を無許可で製造し、奈良市の近鉄大和西大寺駅前の路上で安倍元首相に向けて手製のパイプ銃を2回発射して殺害したとして、殺人や銃刀法違反などの罪に問われている。
裁判が開かれる前に、地裁と検察、弁護士の3者で争点や証拠を絞り込む「公判前整理手続き」がこれまで7回行われている。
手製銃が銃刀法違反にあたるか、犯行の背景にあった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への恨みを量刑上どこまで考慮すべきかが争点となっている。
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