不信任決議案提出せず 立民の野田氏が維新・国民に伝達 衆参同日選は見送りへ

2025/06/19 更新: 2025/06/19

立憲民主党の野田佳彦代表は19日、石破茂内閣に対する不信任決議案の提出を見送る意向を固め、日本維新の会の前原誠司共同代表と会談し、見送る意向を伝えた。各種報道機関が報じた。

会談後、前原氏が記者団に「不信任案の提出を見送るという話があった」と明かした。対米関税交渉が継続していることや中東情勢の緊迫化を理由に、見送りを決断したという。

野田氏は前原氏との会談後に、国民民主党の玉木雄一郎代表とも会談し、見送る意向を伝達した。

石破首相は不信任案が提出された場合、採決を待たずに衆院を解散する意向であった。不信任案の提出が見送られる場合、石破氏は衆院の解散は行わない考えで、衆参同日選も見送られることになる。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。
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