AIによる投資診断に関するインターネットの広告にアクセスした千葉県我孫子市の81歳男性が、うその投資話を持ちかけられ、約1億9千万円をだまし取られた。警察が詐欺事件として捜査している。
男性は今年2月AIによる投資診断に関する広告にアクセスし、指示に従って今年4月までに約1億9千万円を振り込んだが、利益の分配がなかったため、取引がある証券会社に相談したところ、詐欺だと気づいたということだ。
SNS型投資詐欺の手口としては、著名人を装った偽の広告で投資話に誘導し、金銭をだまし取るケースが多発している。
警察庁は4日、「令和7年上半期における特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況について」発表した。
令和7年上半期における特殊詐欺の認知件数・被害額は前年同期比で増加しており、認知件数は1万3213件(+4256件、+47.5%)、被害額は597.3億円(+369.4億円、+162.1%)である。
SNS型投資詐欺の認知件数は2884件(−702件、−19.6%)で、被害額は351.2億円(−153.3億円、−30.4%)である。
警察官等を語り、捜査名目で現金などをだましとる手口による被害が顕著で、認知件数は4737件、被害額は389.3億円である。
SNS型ロマンス詐欺による被害も増加しており、認知件数2461件、被害額239.6億円である。SNS型ロマンス詐欺では、SNS上で恋愛感情を利用して、金銭を要求する手口が見られる。
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