中国 「臭水事件」からわずか3週間 納得できない市民

中国・杭州でまた水道異常 黄ばみ・混濁に市民の不安広がる

2025/08/12 更新: 2025/08/12

浙江省杭州市余杭区で8月上旬、再び水道水の異常が発生した。複数の住民が「水が黄ばんで混濁し、飲用できない」とSNSで訴えた。7月中旬には同区で水道水から悪臭や濁りが出る「臭水事件」が起きたばかりで、わずか3週間での再発に不安と怒りの声が広がっている。

住民らは「やっと直ったと思ったら、またか!」と批判。物件管理会社も「水道局からの通知はなかった」と不満を漏らし、緊急で停水措置とボトル水配布を実施した。

現地の水道管理会社は、供水主管の破損が原因で修理は完了したと説明した。しかし、先月の臭水事件では、悪臭や濃い沈殿物の混入で体調不良を訴える住民も出ており、当時SNSで広まった「汚水管と水道管がつながっていた」との内部告発を当局は否定、藻類汚染が原因と発表した。今回の再発で「説明は信じられない」との見方が一層強まっている。

 



臭う水道水は「糞水」だった?消えぬ疑念=杭州市【動画あり】

「天上の楽園」と称えられる中国屈指の観光都市・杭州市で、まさかの“臭水”騒動。水も情報も濁ったまま。市民の怒りが止まらない。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
関連特集: 中国