盗品貴金属買い取り容疑で夫婦を逮捕 警視庁

2025/09/11 更新: 2025/09/11

警視庁は9月11日、盗品の貴金属を買い取ったとして、中国籍の無職・林杰(りんけつ)容疑者(40)と日本人の妻・比嘉由加里(ひが ゆかり)容疑者(37)を逮捕したと発表した。

発表によると、両容疑者は2025年2月、東京都荒川区内で盗品のネックレスなど20点(時価約56万円相当)を盗まれたものと知りながら、中国人2人からおよそ20万円で買い取った疑いが持たれている。容疑は「盗品等有償譲り受け」と「組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の収受)」。取り調べに対し、両容疑者は「盗品とは知らなかった」と容疑を否認している。

買い取りはSNSを通じて知り合った相手とやりとりし、荒川区内のカラオケ店を引き渡し場所に指定していた。また、両容疑者の自宅からは指輪やブレスレットなど約400点の貴金属を押収している。警視庁はその中に盗品が含まれている可能性があるとして調べを進めている。

また、夫婦は2016年以降、約6千万円分にのぼる貴金属を転売していたことも判明。警視庁は、その大半が盗品である可能性が高いとみて、流通経路の全容解明を急いでいる。

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。
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