トランプ大統領やヴァンス副大統領ら カーク氏追悼式に出席へ アリゾナ州で盛大開催

2025/09/19 更新: 2025/09/22

トランプ大統領とヴァンス副大統領ら米政界要人が、9月21日にアリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで行われる、銃撃事件で亡くなった保守系の政治活動家チャーリー・カーク氏の追悼式に出席する。会場となるステートファーム・スタジアムには主要人物が集い、盛大な式典やライブ配信が予定されている。

トランプ大統領はチャーリー・カーク氏追悼式に出席し、講演を行う予定である。カーク氏は保守派を代表する若手リーダーであり、先週ユタ州で開催されたキャンパスイベントでの講演中に銃撃され死亡した。享年31であった。

イベント公式サイト「fightforcharlie.com」によれば、副大統領ヴァンス、マルコ・ルビオ国務長官、未亡人エリカ・カーク氏、ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉長官、ピート・ヘグセス国防長官、トゥルシー・ギャバード国家情報長官、トランプ氏の長男ドナルド・ジュニア氏、ホワイトハウス顧問スティーブン・ミラー氏、セルジオ・ゴー大統領人事局長らも参加し、講演を行う予定である。主催者は今後さらに多くの登壇者を発表する見通しである。

ステートファーム・スタジアムの固定席数は6万3400席で、最大で7万3千人を収容できる。先週行われたNFLアリゾナ・カージナルス対カロライナ・パンサーズ戦では6万4千人が来場し、大規模イベントに対応可能であることを示した。追悼式では、駐車場が午前7時にオープンし、スタジアムは午前8時に開場、イベントは午前11時に開始される。

主催者が示したドレスコードは「サンデーベスト(赤・白・青)」であり、入場は先着順となる。定員を超えた来場者は隣接するデザート・ダイヤモンド・アリーナに誘導される。また、式典の模様はカーク氏のRumbleアカウントで全編生中継される。

イベント公式サイトに掲載された追悼文には次のように記されている。

「チャーリーは主の僕であり、エリカの忠実な夫であり、二人の子どもたちの慈愛に満ちた父であり、そして極めて稀な不屈のリーダーであった。彼は人生を他者のために捧げ、信仰と自由な精神、そして国を守る勇気ある若い世代を育んだ」

カーク氏は保守系コメンテーターであり、非営利団体「ターニング・ポイントUSA」の創設者であった。来月32歳の誕生日を迎えるはずであり、トランプ大統領のホワイトハウス復帰を支える重要人物と見なされていた。9月10日、ユタ・バレー大学での演説中に22歳の銃撃犯タイラー・ロビンソンに襲撃され、命を落とした。

この事件以降、全米各地で追悼のための夜間集会が開かれ、フェニックスのターニング・ポイントUSA本部やアリゾナ州立大学テンピ校でも開催されている。

李言