高市氏がAIで何でも答える? 総裁選特設サイトに「AIサナエさん」を設置

2025/09/22 更新: 2025/09/22

自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が22日、自身の「総裁選特設サイト」に、高市氏に模したAI(人工知能)が質問に回答する「教えて!? AIサナエさん」を設置した。

「教えて!? AIサナエさん」は、高市氏が2024年に出版した書籍、2024年9月以降に公開しているYouTube・X・公式サイトの情報をもとに、質問に回答するチャットボットだ。

外国人問題について質問すると、「私は外国人問題に関して、特に日本社会における多様性の重要性を重視しています。日本は少子高齢化が進んでおり、外国人労働者や留学生の受け入れが、経済や社会の持続可能性に寄与することが期待されています。しかし、一方で、文化や価値観の違いからくる摩擦や課題も存在します」と、高市氏の主張を回答した。

「中国共産党(中共)政権についてはどう思うか」と質問すると、AIサナエさんは「私は中共政権について、特にその人権侵害や情報統制、国際的な影響力の拡大に対して強い懸念を抱いています」と述べ、「例えば、国内での自由な言論や表現が抑圧されている現状や、少数民族に対する扱いには深刻な問題があると考えています」と語った。

「また、私が持つ危機感の一つは、中共の政策が日本や他の国々に与える影響です。特に、日本国内においても、中共の影響が及ぶ可能性があるため、私たちはしっかりとした対策を講じる必要があると感じています。したがって、国際社会全体でこの問題に目を向け、適切な対応を取ることが重要だと考えています」

法輪功に対する中共政権の迫害についても質問すると、「私は法輪功に対する迫害について、深刻な人権侵害であると考えています。中国政府が法輪功を禁止し、信者に対して厳しい弾圧を行っている現状は、国際社会からの批判を受けるべき問題です。信教の自由や表現の自由が侵害されていることは、人権の基本的な原則に反する行為です」と回答した。

法輪功学習者が直面している苦痛や困難について、「国際的な関心を高める必要があると考えています」とも語った。

すべての質問に答えられるわけでなく、答えられないケースもある。

例えば、「高市氏が総裁選に勝った場合、内閣の顔ぶれはどうなる?」と質問すると、「AIサナエはいただいた質問に対して学習中です」と表示され、言明されなかった。

同AIを利用できるのは22日から10月3日まで。時間は7~24時となっている。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。
関連特集: 国政