参政党の神谷宗幣代表は27日、国旗損壊を罰する刑法改正案を参議院に提出した。
神谷代表は記者団に対し、「先の選挙(2025年参院選)で日本国旗にバツ印をつける街頭演説の妨害行為があり、これは国家に対する冒涜」「他国の国旗を損壊したら罰せられるのに、自国の国旗はそうならないのはいびつだ。同じように扱われるべきだ」として、提出の意義を訴えた。今回の法案提出は参政党として初の単独提出となった。
国旗その他の国章の損壊に関して刑法は「外国に対して侮辱を与える目的で、その国の国旗その他の国章を損壊し、除去し、又は汚損した者は、2年以下の拘禁刑又は20万円以下の罰金に処する(刑法92条)」と罰則が明文化されている。
自民党と日本維新の会も連立政権合意書に盛り込んでおり、3党が共同歩調を取れば、衆参両院で過半数を確保でき、早期の法案成立の可能性は高まる。
国旗損壊罪新設については「国家の尊厳・象徴を守るべき」という賛成意見の一方、「表現の自由を侵害する」との反対論もでている。
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