中国・北京で、消防隊への「慰問」と称する官僚の訪問が、実態のないやらせだったことを示す動画が拡散し、失笑と怒りを呼んでいる。
動画には、消防隊の敷地内に、色とりどりの箱が壁のように積み上げられ、「春節(旧正月)慰問」と書かれた紙が貼られている様子が映っている。一見すると、大量の支援物資が届けられたかのような光景だ。
しかし、消防隊員が箱を開けると、中身はすべて空だった。3つ開けても中は空箱。1箱だけ、飲み残しのペットボトルが2本入っていただけだった。隊員たちはあきれた笑いを漏らし、その様子をそのまま撮影している。
この場面は、北京市順義区で、区の応急管理部門の幹部が森林消防部隊を訪れた際のものとされる。支援物資があるように箱を並べ、隊員を制服姿で整列させ、写真と動画を撮る。中身があるかどうかは、最初から重要ではなかったようだ。
ネット上では、「ここまで来ると開き直り」「もう隠す気もないのか」と批判が噴出した。「財政が本当に苦しいのだろう」「箱が軽いから、ペットボトルを重しにしたのでは」といった皮肉も相次いでいる。
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