数か月にわたる綿密な計画 ケイン米統合参謀本部議長がイラン攻撃タイムラインを公表

2026/03/03 更新: 2026/03/03

アメリカ統合参謀本部議長ケイン将軍がペンタゴンでイラン作戦の詳細タイムラインを初公開。トランプ大統領命令で作戦開始した。ハメネイ師ら上層部抹殺、1千か所攻撃。イラン核脅威根絶へ第1段階成功。

将軍によると、この作戦は数か月にわたる綿密な計画に基づき実施したものである。現時点で、作戦は第1段階にあり、その目的はイランの指揮および攻撃能力を徹底的に無力化することにあるという。また、最終的な実行指令はトランプ大統領から発せられたものであると明かした。

アメリカ東部時間2月27日午後3時38分(イラン・テヘランでは27日午後11時8分)
アメリカ中央軍は大統領から「最終実行命令(Final Go Order)」を受領した。トランプ大統領は命令書に「『壮絶な怒り作戦』を承認する。中止は許されない。幸運を祈る」と明記していたという。

その直後、米軍各部隊は臨戦態勢に入り、2個の空母打撃群が発射位置へ移動。B-2ステルス爆撃機がアメリカ本土から出撃し、往復37時間にわたる長距離攻撃任務を遂行した。

米東部時間2月28日午前1時15分(イラン・テヘランでは28日午前9時45分)
100機を超えるアメリカ軍戦闘機と海上戦力が連携し、同時攻撃を実施した。この大規模な空爆の引き金となったのは、イスラエル国防軍(IDF)が実行した「誘発的な事件(trigger event)」であった。

アメリカ中央情報局(CIA)の精密な情報支援のもと、イスラエル部隊はイラン最高指導者ハメネイ師がテヘランに所有する邸宅を奇襲した。

成果と被害 1千か所破壊 米軍6名戦死も制空権確立

イラン当局は、ハメネイ師が襲撃で死亡したことをすでに公式に確認している。初期報告によれば、現場で会議を行っていた軍政上層部およそ40人も命を落としたという。ケイン将軍は、この攻撃を「卓越した情報力によって実現した外科手術的作戦」と形容し、イランの指揮系統の破壊に成功したと述べた。

アメリカ東部時間3月2日午前8時のブリーフィング時点で、
作戦はすでに約57時間続いていた。ケイン将軍とヘグセス国防長官は、以下の主要データを公表した。

目標数: アメリカ・イスラエル連合軍は最初の24時間で1千か所を超える標的を攻撃した。主な攻撃対象は、イランの弾道ミサイル基地、海軍施設、指揮・通信センターであった。

制空権: 連合軍はイラン上空で絶対的な制空権を確立している。現在、アメリカ軍の「壮絶な怒り作戦」およびサード(THAAD)迎撃システムが、イランおよびその代理勢力による数百発の報復ミサイルを迎撃中である。

攻撃の焦点: 第1段階の目的は、イランの基盤施設を破壊し、敵軍を「混乱・撹乱」させることで、アメリカ軍が継続的にイラン上空で作戦を展開できる状況を確保することにある。

米軍の損害: 現時点で米軍兵士4名が戦死し、数名が重傷を負っている。2日午後の時点で戦死者数は6名に増加したという。

ヘグセス国防長官は、「壮絶な怒り作戦」の目的について、「攻撃目標を極めて精密に絞り込み、イランの核兵器脅威およびミサイル生産能力を根絶することだ」と強調した。

トランプ大統領も以前、ソーシャルメディア上で、この戦闘は4〜5週間にわたるとの見通しを示していた。

李言
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