米上院外交委員会のジーン・シャヒーン筆頭委員(民主党)やジョン・カーティス上院議員(共和党)ら超党派議員からなる訪問団が30日未明、台湾に到着した。総統府報道官は同日午前、フェイスブックを更新し、両党の重要な議員が台湾に集まったことは台米関係の深い友情と緊密な関係を十分に示しているとして歓迎した。
上院外交委員会の民主党筆頭委員ジーン・シャヒーン上院議員は、28日に訪問を発表。シャヒーン議員に加え、ジョン・カーティス上院議員、トム・ティリス上院議員、ジャッキー・ローゼン上院議員が同行した。
30日午前0時20分、シャヒーン議員一行らは台北松山空港に到着し、30日午前、台北市内の総統府で頼清徳(らいせいとく)総統と面会した。
一行は31日まで滞在する予定。滞在中は台湾の要人と会談し、米国との関係や地域の安全保障、貿易、投資の他、双方の利益に関する重要な議題について意見を交わすという。
台湾・台北を訪問した後、一行は日本の東京、韓国のソウルを訪問する計画で、5月に北京で予定されているドナルド・トランプ米大統領と習近平との首脳会談に先立つ動きとなる。
中国共産党政府は台湾との公式・非公式を問わない対外関係に強く反対しており、それを自国の主権主張への挑戦とみなしている。30日夕方現在、中共政府の反応はない。台湾は民主主義体制として米国の支持を受けているが、トランプ氏が習近平との協議の中で台湾への武器売却の可能性に言及したことで、米国の対台湾政策の今後にも注目が集まっている。
シャヒーン議員は声明で「この超党派の代表団は、これらの同盟とパートナーシップに対する議会の揺るぎない関与を示すものであり、それはどの政権を超えても継続する」と述べた。
議員団は訪問中、政治指導者や国防関係者と会談する予定であり、アジアにおける米国の同盟国に対する安心感を示す狙いがある。
カーティス議員は「台湾との同盟は、インド太平洋地域において米国にとって戦略的にも道義的にも最も重要な関係の一つだ」と述べた。
また、台湾と米国の経済関係もトランプ政権にとって重要な関心事項である。米国は半導体生産において台湾に大きく依存しているためだ。
2025年最初の11か月間で、台湾の半導体輸出は約1270億ドルの貿易不均衡を生み出した。さらに2月には、トランプ政権が台湾との間で貿易障壁の99%を撤廃する合意に達している。
昨年台湾を訪問した超党派の米議員団も、米国と台湾の関係強化を呼びかけていた。
その訪問について、クリス・クーンズ議員は「楽観的で将来志向の議論が行われた」と語っている。彼は昨年4月、ピート・リケッツ上院議員およびテッド・バッド上院議員とともに台北を訪れていた。
一方で、中国による台湾への軍事行動の可能性についても議論があった。
クーンズ議員は「習近平が今こそ中国共産党にとって強硬行動を取る好機だと判断する可能性はある」としつつ「しかしそれは誤った判断であり、強力かつ結束した対応に直面することになるだろう」と述べた。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。