米軍の戦略的重点が中共に向く 「最大の敵」と警告

2026/04/18 更新: 2026/04/18

米中間の長期的な戦略的競争関係が、現在の米軍の戦備上の重点となっている。台湾海峡情勢から供給網依存、造船など生産能力の遅れに至るまで、米軍は中国共産党(中共)を戦略目標に据え、自らの実力を強化しつつある。

4月15日、米軍の高級将官が議会公聴会で、米国の敵対国の中で最も注目すべきは中共だと明確に指摘した。

米国のジェームズ・アダムス国防情報局局長は「中共はあらゆる作戦領域において軍事能力を急速に発展させており、武力による台湾奪取と米国の介入阻止を目指している」と述べた。

台湾国防安全研究院・国防戦略資源研究所所長の蘇紫雲氏は「中共は権威主義的な陸権国家であり、その膨張は民主主義体制の存続と安定を脅かす。特に中共による遠洋海軍の建設は、第一列島線・第二列島線に対して脅威をもたらすことになる」と指摘した。

また、AIの発展も中共による対米脅威を大幅に高めている。

アダムス氏は「中国は人工知能を無人システム、意思決定支援、情報・監視・偵察、そしてサイバー作戦に統合している」と語った。

軍事チャンネル「馬克時空」のキャスター、馬克氏は「空の無人機に加え、地上には無人戦闘車両、水上には無人艇、水中には無人潜水艇などが存在する。将来は陸・海・空いずれも無人ロボット、さらにはAIが将来の作戦を決定することになる」と述べた。

また、中共が近年、造船業や素材供給、国際物流に対する支配力を強めていることも、米軍の戦略見直しを促している。

米空軍は現在、パイロット訓練の強化、戦力分散配備の推進、太平洋地域の基地の近代化を進めている。陸軍は軍需産業基盤の強化と弾薬生産能力の向上を重視している。最も強い圧力にさらされている海軍は、少なくとも両用艦艇31隻規模の維持と後方支援・整備態勢の改善を求めている。

馬克氏は「米国が繰り返し中共の脅威を強調するのは、事前の準備が不可欠だからだ。中共の規模と経済力はロシアやイランをはるかに上回っており、米国が直面する挑戦と圧力もそれだけ大きい。だからこそ、米国はあらゆる面で事前に万全の準備をしなければならない」と述べた。

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