ホルムズ海峡で韓国の貨物船が損傷 トランプ氏 韓国に護衛任務への参加を要請

2026/05/05 更新: 2026/05/05

トランプ大統領は4日、イランがホルムズ海峡で「無関係な国々」の船舶を攻撃し、韓国の貨物船1隻が損傷を受けたと明らかにした。トランプ大統領は韓国に対して、「韓国はそろそろこの任務に加わるべき時ではないか」と投稿し、積極的な軍事支援と今回の共同作戦への参加を求めた。

トランプ大統領はソーシャルメディア「Truth Social」への投稿で、この韓国貨物船が同日のイランによる攻撃で損傷した唯一の船舶だと述べ、韓国に対してホルムズ海峡の護送共同作戦への参加を呼びかけた。

これに先立ち韓国外務省は同日午前、韓国の海運大手HMM傘下の貨物船がホルムズ海峡で火災と爆発が発生したと発表した。韓国通信社・聯合ニュースが政府当局者の話として伝えたところによると、韓国政府はHMM運航の貨物船「HMM Namu」が攻撃を受けた可能性について情報を確認中だという。

現時点で人的被害の報告はなく、当局が出火原因を調査している。同船はパナマ船籍で、HMMによると火災は機関室から発生した。同社がロイター通信に明らかにしたところでは、乗組員は韓国人6人を含む計24人。

米軍は、一連の作戦の一環として米海軍駆逐艦と米国籍の商船2隻がホルムズ海峡を安全に通過したと発表した。

韓国外務省は声明で「韓国政府は関係国と緊密に連絡を取り、ホルムズ海峡における韓国船舶と乗組員の安全確保に向けた必要な措置を講じる」と表明した。韓国側によると、韓国籍船舶26隻がホルムズ海峡に足止めされている。

3日19時40分には、アブダビ国営石油会社(ADNOC)傘下の空荷の原油タンカー「MV Barakah」が海峡通過中、アラブ首長国連邦(UAE)のフジャイラ沖北方約78海里の海域でイランの無人機2機による攻撃を受けた。

アラブ首長国連邦の外務省はイランの「海賊行為」を非難し「商業船舶を標的とし、海峡を経済的脅迫の手段として利用する行為はイラン革命防衛隊(IRGC)による『海賊行為』に相当する」と断じたうえで、今回の事件で人的被害は生じていないことを確認した。

エジプト外務省も即座に声明を発表し、アラブ首長国連邦への連帯を表明し「ホルムズ海峡を航行中のアラブ首長国連邦のタンカーに対する露骨な攻撃を強く非難する」と述べた。同省はこの攻撃が航行の自由に関する国際法の原則を公然と侵害し、世界のエネルギー供給と地域の安全保障に深刻な脅威をもたらすと指摘した。

またトランプ大統領は韓国に対して、「韓国はそろそろこの任務に加わるべき時ではないか」と投稿し、積極的な軍事支援と今回の共同作戦への参加を求めた。

今回の呼びかけは、3月に韓国・日本・中国・英国・フランスに対してホルムズ海峡への艦艇派遣を求めて以来、トランプ大統領が韓国に参加を促す2度目の要求となる。

韓国政府は、ホルムズ海峡で爆発が発生した韓国船舶の詳細な状況について引き続き確認を進めている。

韓国メディアは、トランプ大統領がソーシャルメディアで韓国の直接参加を再び言及したことを受け、分析筋は米国が韓国に対して部隊派遣や多国籍連合への参加をさらに強く求めてくると予想していると伝えている。

夏雨
林燕
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