中国 「AI生成」と表示すれば許されるのか

中国老舗はさみ AI広告では骨も切断 実物は細い骨も切れず

2026/09/16 更新: 2026/09/16

AIで本物そっくりの広告を作れる時代。しかし、実際にはできないことまで「できる」ように見せていいのか。

中国の老舗刃物ブランド「張小泉」の正規販売店が公開したAI広告が、物議を醸している。

問題の広告では、張小泉のはさみが太い豚の骨や鶏の骨を軽々と切断していた。動画には「AI生成」との表示もあった。

ところが、中国メディアが実物を試したところ、太い骨は表面に傷がつくだけ。親指ほどの細い骨も切れなかったという。

騒ぎを受け、販売店側はAIで商品の性能を誇張したと認め、誤解を招いたとして謝罪した。張小泉本社も、このはさみは太く硬い骨には対応していないと説明している。

張小泉は1628年創業とされる約400年の老舗である。今回の広告は本社制作ではないものの、正規販売店による宣伝だったため、ブランドの信用にも影響する問題となった。

AI広告はこれからますます身近になる。画面で見た商品の性能が、本当に現実でも再現できるのか。消費者側にも、これまで以上に見極める目が求められそうだ。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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